あなたの家の鍵穴は、鍵穴が「く」の字の形をしている古いタイプのものではないですか?
このタイプの鍵は、たった1分でピッキングできてしまうので注意が必要です。
もしそうならピッキングが難しい最新型の鍵穴に交換するべきですが、そう簡単にもいきませんよね。
鍵穴交換には数万円の費用がかかりますし工事も必要ですから、賃貸住宅ならなおさら交換は難しいでしょう。
そこでおすすめなのが、玄関用の補助錠です。
補助錠を付ければ、数千円の費用で、しかも工事をせずに家をピッキングの被害から守る確率をグッと上げられます。
今回は、玄関ドアの鍵穴をピッキングされないためにおすすめな補助錠を3つ紹介していきます。
玄関の防犯におすすめの補助錠!ガードロック・ぼー犯錠
現在日本の住宅に流通している鍵穴でもっともピッキングされづらいとされているのが、「ディンプルキー」に対応した鍵穴です。
ディンプルキーは鍵の表面に複数の丸いくぼみがある鍵で、この鍵が普及してから国内のピッキング被害も激減しています。
では古いタイプの鍵穴を使っている住宅は、鍵穴をディンプルキー対応のものに交換するしかないのかというと、そういうわけでもありません。
ディンプルキーに対応した鍵穴が付いた「補助錠」を使えば、ピッキングの被害を防げる確率はグッと高くなるはずです。
ガードロック・ぼー犯錠の特徴とメリット
「ぼー犯錠」はディンプルキーに対応した鍵穴タイプの補助錠です。
設置方法はドアの外枠に取り付け金具を挟みこみ、外に出た先端部に鍵穴部分を取り付けるだけととても簡単で、もちろん工事も必要ありません。
鍵は付属のディンプルキーで開けられ、この鍵は5本セットになっています。
鍵を開けると鍵穴部分が取り付け金具から外れるので、家にいる時は鍵穴部分を家の中に保管しておきましょう。
鍵穴をディンプルキーに変えるとなるとどんなに安くても10,000円以上はしますが、「ぼー犯錠」なら3,618円でディンプルキーを使える点もメリットです。
ガードロック・ぼー犯錠の口コミと注意点
「ぼー犯錠」の口コミには、
- 「取り付けが簡単で、ドアも傷つかないのでよかった」
- 「鍵本体もしっかりしていた」
- 「鍵も5本付いているので家族で使うのに便利」
といった声がありました。
取り付け工事が必要ない点から一軒家に住んでいる人はもちろん、賃貸の人にもおすすめの商品です。
また鍵が5本付いている点から、家族数人で暮らしている人たちにもおすすめの商品と言えます。
ただし「ぼー犯錠」には、使用するうえで以下3つの注意点があります。
- 一部のドアに対応していない点
ドアの端が出っ張っているなど、ドアの特徴によっては使用できないケースがあるので、購入前に商品ページと自宅の玄関ドアの形状をよく確認しておきましょう。
- 外からしか鍵を開けられない点
鍵は中からは開けられないため、中に人がいる状態で外から鍵を閉めると、中の人は閉じ込められてしまいます。
鍵をかける時は、中に人がいないかよく確認してからにしましょう。
- 開錠時に鍵穴部分ごと外れる点
このため留守時は補助錠に鍵穴が付いていて、在宅時は鍵穴が付いていないことになるので、留守かどうか外から分かるようになってしまいます。
以上の点に留意したうえで購入するようにしましょう。
玄関の防犯におすすめの補助錠!ガードロック・ぼー犯錠ダイヤル式
ピッキング対策に有効なのはディンプルキーだけではありません。
そもそもピッキングというのは、特殊な工具を鍵穴に差し込んで錠を開ける手法なので、鍵穴がなければピッキングのしようがないのです。
最近ではカードキーや指紋認証など、ドアの開錠に従来の鍵や鍵穴を使わないタイプの製品も増えてきました。
そしてその中の1つに、暗証番号を入力することで開錠するダイヤル式の鍵があります。
家の鍵を暗証番号で開けるタイプの鍵に交換するのならそれなりの費用がかかりますが、ダイヤル式の補助錠ならそれほどお金はかかりません。
次に、このダイヤル式の補助錠を紹介します。
ガードロック・ぼー犯錠ダイヤル式の特徴とメリット
「ガードロック・ぼー犯錠ダイヤル式」は、先ほど紹介した「ぼー犯錠」のダイヤルタイプのものになります。
設置方法は「ぼー犯錠」と同じで、取り付け金具をドア枠に挟み込み、外に出た先端部に本体を取り付けるだけと簡単です。
ダイヤルは全部で4つあり、それぞれ0~9まで数字があるので10,000通りの暗証番号を設定できます。
この暗証番号はもちろん自由に設定できますし、途中で変えることも可能です。
外出時に補助錠の分の鍵を持ち歩く必要がない点はメリットと言えます。
「ぼー犯錠」同様、鍵が開くと本体は取り付け金具の先端部から外れるので、在宅時は鍵本体を家の中に保管しておきましょう。
値段は3,348円なので、「ぼー犯錠」よりさらに安価な点もメリットです。
ガードロック・ぼー犯錠ダイヤル式の口コミと注意点
「ぼー犯錠ダイヤル式」の口コミには、
- 「取り付けが簡単だった」
- 「ドアに傷がつかないのでよかった」
- 「重さも質感もよかった」
など、「ぼー犯錠」と同様の感想が挙げられていました。
「ぼー犯錠ダイヤル式」も取り付け工事が不要なので、賃貸に住んでいる人におすすめです。
また別途鍵を持ち歩く必要がないので、鍵をよく紛失してしまうという人には「ぼー犯錠」よりこちらの製品のほうが向いていると言えます。
ただし「ぼー犯錠」同様、
- 一部のドアに非対応
- 中から鍵を開けられない
- 留守かどうか外から分かってしまう
といった注意点もあるので、気をつけましょう。
玄関の防犯におすすめの補助錠!鍵穴のないリモコンドアロックLOCKEY
前の章で説明したドアの開錠に従来の鍵と鍵穴を必要としないタイプの鍵には、以下の種類があります。
- カードをドアセンサーにかざすことで鍵が開く「カードキー」
- 暗証番号を入力することで鍵が開く「ダイアルキー」
- 登録された指をドアセンサーにかざすことで鍵が開く「指紋認証キー」
そしてもう一つが、
- ドアセンサーに向けてリモコンのボタンを押すことで鍵が開く「リモコンキー」
です。
最後にリモコンで鍵を開け閉めできるタイプの補助錠を紹介します。
鍵穴のないリモコンドアロックLOCKEYの特徴とメリット
「LOCKEY」はリモコン操作で玄関ドアにかんぬきをかけたり、外したりできるタイプの補助錠です。
設置するにはまず、受け金具に付いた2つの穴に、本体に付いた金属製のバーを差し込みます。
そのまま受け金具をドアが開く側の上隅のドア枠に、本体は金属製のカバーに収まっているのでカバーごとドアにそれぞれ粘着テープで貼りつけ、本体とカバーを付属のネジで固定すれば設置完了です。
リモコンの開錠ボタンを押すと本体の金属製のバーは自動で穴から外れ、施錠ボタンを押すとバーは自動で2つの穴を通り、かんぬきがかかります。
リモコンは4つ付属していて、それぞれを本体に登録することで使えるようになるのですが、もしリモコンを紛失したり盗まれたりしても、リモコンの登録は簡単に抹消できるので安全です。
本体は乾電池式で、電池残量が少なくなるとランプが赤く点滅し、音が鳴ります。
電池が完全になくなっても開錠はできるので、閉め出される心配はありません。
鍵穴のないリモコンドアロックLOCKEYの口コミと注意点
「LOCKEY」の口コミには、
- 「取り付けが簡単で操作も楽だった」
- 「しっかりロックされるので外出中も安心です」
- 「防犯面で優れていて便利」
といった声がありました。
値段が38,500円と高いので、鍵穴を交換してしまったほうが安くあがってしまう点はデメリットですが、鍵穴工事ができない賃貸に住んでいる人にはおすすめできる製品だと言えるでしょう。
またリモコンが4つ付いてくるので、家族で住んでいる人にもおすすめです。
ただしリモコンに不具合が出た場合、開錠ができず外に閉め出されてしまう可能性もあります。
そのあたりの点も留意したうえで購入するのが賢明でしょう。
まとめ
古い鍵穴をそのまま使っている人は、いつピッキングの被害にあってもおかしくはありません。
被害にあわないために真っ先に思いつく対策は、鍵穴をピッキングされづらい新しいものに変えることです。
しかしピッキングの被害を防ぐ方法は、なにも鍵穴を変えることだけではありません。
今使っている鍵穴に加えて、新たにもう1つ補助錠を取り付ければいいのです。
1つ鍵が増えただけでピッキング犯に狙われる確率はグッと下がるでしょうが、どうせ玄関ドアに補助錠を付けるのなら、ピッキングされない補助錠を付ければより安心できます。
今回紹介した、
- ピッキングが難しいディンプルキー対応の補助錠
- 鍵穴がない、暗証番号で開くダイヤルタイプの補助錠
- 同じく鍵穴がない、リモコンで開くタイプの補助錠
これらの補助錠を使っていれば、ピッキング対策は万全になるはずです。