「防犯カメラを買おうか検討中だけど、取り付けに自信がない」
「配線工事で建物に穴を開けるのはいやだ」
そう思って、なかなかカメラの購入に踏み切れない人は多いのではないでしょうか。
確かに防犯カメラを取り付けるとなると、外壁にネジ留めしたり、配管を設置したりと考えただけでも頭が痛くなります。
しかし、全ての防犯カメラに取り付け作業が必要なわけではありません。
家庭用の防犯カメラなら、家に穴を貫通させる必要のないカメラや、取り付け自体必要ないカメラもたくさんあるのです。
今回は、取り付け作業をすることなく防犯カメラを使いたい人のために、おすすめの家庭用防犯カメラをランキング形式で5つ紹介していきます。
おすすめ家庭用防犯カメラ第5位!赤外線暗視防犯カメラ
「赤外線暗視防犯カメラ」は、天井に取り付けるタイプの家庭用防犯カメラで、ドーム型という半球体の形状をしています。
このような形のカメラが、マンションの共用スペースやコンビニの天井に取り付けられているのを見たことがあるという人も多いでしょう。
このタイプのカメラは、天井にネジ留めし、電源コードをつなぐだけとお手軽なので誰でも簡単に取り付けできます。
まずは、「赤外線暗視防犯カメラ」の特徴について詳しく説明していきます。
赤外線暗視防犯カメラの特徴・画質・録画の種類
「赤外線暗視防犯カメラ」の動画解像度は、設定で「320×240」(約7.5万画素)と「640×480」(約30万画素)の2つから選択可能です。
DVDの映像が「720×480」なので、画質はそれより少し劣るくらいだと言えるでしょう。
この映像はパソコンから閲覧可能です。
録画の種類は、
- 常時録画
- カメラの前で人や物の動きを検知した時に自動で始まる「動体検知録画」
の2種類で、映像はmicroSDカードに保存されます。
カメラには赤外線暗視機能も付いているので、暗闇の中でも撮影が可能です。
赤外線暗視防犯カメラのメリットと注意点
一般的な防犯カメラは電源から供給される電気で動いているので、もし停電があった時は、防犯カメラも動きを止めてしまいます。
「赤外線暗視防犯カメラ」も電気供給で動いていますが、電池も内蔵されているので、停電の時も撮影と録画ができるのがメリットです。
一方で、
- 画質が低い
- 天井にネジ穴をつけなければならない
- スマホなどでの遠隔監視ができない
といったデメリットもあります。
上記のデメリットをすべてクリアした家庭用カメラは他にもあるので、気になる人は別のカメラを選んだほうが賢明かもしれません。
おすすめ家庭用防犯カメラ第4位!Vstarcam C7823WIP
- 低画質
- 要取り付け
- 遠隔監視不可
上記のデメリットをすべてクリアしているのが、家庭用のIP(インターネット・プロトコル)カメラです。
IPカメラはコンピュータと一体となったカメラのことで、Wi-Fiとつなげることでカメラの映像をスマホなどから見られます。
中でも家庭用のIPカメラは、壁や天井などに取り付ける必要がありません。
テーブルの上でも棚の上でも、好きな場所に置くだけでセッティングは完了します。
しかも高画質で、多機能なのも特徴です。
ここからは、家庭用IPカメラの中でもおすすめの製品を紹介していきます。
「Vstarcam C7823WIP」は、家庭用IPカメラに必須の機能をすべて備えた優れものの防犯カメラです。
Vstarcam C7823WIPの特徴・画質・録画の種類
「Vstarcam C7823WIP」の画質は100万画素で、4,000円の追加費用で200万画素のレンズとも交換できます。
映像はパソコン、タブレット、スマホから見られるほか、遠隔監視も可能です。
カメラの向きは上記の媒体から変えることもでき、左右に270度、上下にも70度動かせます。
赤外線LEDも内蔵されていて、夜間の暗闇の中でもはっきり分かる映像を撮ることができ、録画映像は別売りのmicroSDカードに保存されます。
録画の種類は、
- 常時録画
- 動体検知録画
の2種類です。
動体検知センサーが作動すると録画が開始し、同時に画像付きのメールがスマホに送られてきます。
本体にはスピーカーやマイクも付いているので、遠隔監視中に空き巣が家に入ってきた時、声をかけて威嚇することも可能です。
Vstarcam C7823WIPのメリットと注意点
「Vstarcam C7823WIP」のメリットは、家庭用IPカメラの基本的な機能をすべて抑えている点にあると言えます。
画質も100万、あるいは200万画素と高い点も見逃せません。
特段デメリットのない優等生的な製品なので、万人におすすめできる製品です。
ただし、これといった製品独自の機能がないのは残念な点と言えるかもしれません。
「Vstarcam C7823WIP」と同じ機能を持ちつつ、より防犯対策に特化した機能が加わったカメラも他にあるからです。
より防犯向けのカメラについては、次の章から紹介していきます。
おすすめ家庭用防犯カメラ第3位!YATWINネットワークカメラ
スマホでカメラの向きを自由に操作できるのは家庭用IPカメラの強みですが、この操作は結構大変です。
庭やベランダの窓、ドア、裏口など確認したい場所は決まっているのに、そこまでカメラの向きをいちいち手動で移動させるのを面倒に感じる人も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを持っている人におすすめなのが、「プリセットブックマーク」機能を持った「YATWINネットワークカメラ」です。
次に、「YATWINネットワークカメラ」の特徴について説明していきます。
YATWINネットワークカメラの特徴・画質・録画の種類
「YATWINネットワークカメラ」は100万画質と200万画素の2タイプが販売されています。
動体検知録画が可能で、カメラの向きは左右に355度、上下に80度動かすことが可能です。
その他の基本的な機能も他の家庭用IPカメラと変わりありませんが、「YATWINネットワークカメラ」の特徴は「プリセットブックマーク」機能にあります。
これは自分が事前に指定した場所をタップすることで、カメラが自動的にその場所が見える位置にレンズの方向を変えてくれる機能です。
最大で5つの場所を登録できます。
YATWINネットワークカメラのメリットと注意点
外出中に空き巣が家に入っていないかどうかを確認したい時、庭やベランダの窓や部屋の入口など、注意すべき場所は絞られてきます。
しかし、これらは離れた場所にあることが多く、カメラの向きをその都度移動させるのは大変だと感じる人も多いかもしれません。
しかし「プリセットブックマーク」を使って、窓と入口ドアを両方登録しておけば、カメラの向きを手動で移動させなくても、ワンタッチで確認したい場所にレンズの向きを移動させられます。
この手軽さは他の家庭用IPカメラにはないメリットと言えるでしょう。
ただし、購入する前に注意があります。
「YATWINネットワークカメラ」の操作はスマホやパソコンのほか、タブレットからもできますが、一部のAndroidタブレットには対応していません。
購入する前に自分の端末が対応しているかどうかは確認しておきましょう。
おすすめ家庭用防犯カメラ第2位!塚本無線WTW-IPW108
外出中に空き巣が家に侵入してきてカメラが動体検知で録画を始めても、映像に犯人の姿が一瞬しか映らなかったら犯人の特定は困難になります。
動体検知の通知に気付いて自分でカメラの回転を操作しても、動く犯人の姿をずっと捉え続けるのは難しいでしょう。
空き巣の侵入に動揺していたらなおさらで、操作もままならないかもしれません。
そんな不安がある人におすすめなのが、自動追跡機能を持つ「塚本無線WTW-IPW108」です。
次に、「塚本無線WTW-IPW108」の特徴を紹介していきます。
塚本無線WTW-IPW108の特徴・画質・録画の種類
「塚本無線WTW-IPW108」の画質は220万画素で、家庭用IPカメラの中でもトップクラスの高画質を誇ります。
映像の録画方法は、
- 常時録画
- 動体検知録画
の2種類で、カメラは左右に360度、上下に93度動くほか、ズーム機能があるのも特徴です。
もちろん赤外線LEDやマイクとスピーカーも内蔵されています。
「塚本無線WTW-IPW108」独自の特徴は、自動追跡機能がある点で、カメラが動体を検知した時、カメラの向きが自動で回転して対象を追跡します。
回転スピードが早く、0.8秒に90度回転できる点も見逃せません。
塚本無線WTW-IPW108のメリットと注意点
「塚本無線WTW-IPW108」のメリットは、やはりなんといっても高速の自動追跡機能にあります。
外出中に家に泥棒が入ってきた時、動体検知を知らせる通知に気付かないこともあるかもしれません。
こうなるとカメラの向きを操作できないので、動く空き巣の顔をカメラがしっかり捉えているかどうかは運次第になってしまうでしょう。
その点、自動追跡機能があれば空き巣の動きに合わせて、カメラが自動で映像を撮り続けてくれます。
「塚本無線WTW-IPW108」は、不測の事態においても確実に証拠をとっておきたいという人におすすめの機能だと言えるでしょう。
ただし、スマホに特化した製品だという点は留意しておく必要があります。
パソコンでは映像の閲覧や操作ができません。
タブレットでの操作は可能ですが、対応しているのはiPadのみでAndroidでも使用はできない点も忘れないでおきましょう。
おすすめ家庭用防犯カメラ第1位!ポチカメSC-533NH
留守中に部屋の中に空き巣が入ってきた時、
「空き巣とカメラの位置が遠くて動体検知が作動しなかったら?」
「動体検知で録画が始まっても、空き巣の姿が一瞬しか映っていなかったら?」
こんな不安を抱えている人もいるかもしれません。
確かに動体検知は万能ではなく、録画が開始されても犯人の姿がほとんど映っていなかったということは実際に起こり得ます。
そんな不安を抱えている人におすすめなのが「ポチカメSC-533NH」です。
最後に「ポチカメSC-533NH」の特徴やメリットを紹介します。
ポチカメSC-533NHの特徴・画質・録画の種類
「ポチカメSC-533NH」の画質は100万画素で、カメラは左右に355度、上下に120度動きます。
録画方法は、
- 常時録画
- 警報録画(動体検知)
- 指定した時間帯に録画が開始するスケジュール録画
の3種類です。
特筆すべきは、動体検知に「プリレコード機能」が付いている点です。
これはカメラが動体検知してから10秒遡って録画を始められる機能で、犯人の姿をばっちり映す確率が高くなります。
「ポチカメSC-533NH」は、無線センサーセットと一緒に使うことで力を最大限に発揮するのも特徴です。
これには、
- ドアや窓の開閉を検知する「ドア・窓センサー」
- 人の温度を検知する「人感センサー」
があります。
このセットを使えば、より防犯効果が高くなると言えるでしょう。
ポチカメSC-533NHのメリットと注意点
動体検知は、カメラの前で動きがあった時に録画を開始する便利な機能ですが、空き巣が入ってきてもカメラから遠くてセンサーにひっかからない可能性もあるので注意が必要です。
しかし単純にセンサーの数が増えれば、この可能性はグッと減りますよね。
「ポチカメSC-533NH」セットの人感センサーは、温度を感知すると無線でカメラに電波を送り、ドア・窓センサーは、取り付けたドアや窓の開閉を検知すると同様にカメラに電波を送ります。
これらの電波をカメラが受信すると、動体検知時と同様に録画が開始されます。
もしこの時、犯人の姿が一瞬しか映っていなくても、プリレコード機能で10秒遡って録画されるため、犯人の姿が録画映像に残っている時間も長くなって、さらに安心です。
これらの点から、「ポチカメSC-533NH」は最強の家庭用防犯カメラと言えるのではないでしょうか。
まとめ
家庭用の防犯カメラには、難しい取り付け作業は必要ありません。
ドーム型の屋内カメラなら、天井にネジ留めして、コードを電源につなげるだけとお手軽です。
しかし特におすすめしたいのが、家庭用IPカメラです。
家庭用IPカメラは高画質かつ多機能で、そもそも取り付ける必要すらありません。
種類も
- 動体検知の際に対象の写真を撮り、メールで知らせてくるもの
- ワンタッチで確認したい場所にカメラのレンズを向けられるもの
- 対象の動きをレンズが自動で追跡するもの
- 人感センサーやドア・窓の開閉センサーの電波を受信して警報を発するもの
と様々です。
これだけお手軽なのに、防犯対策がばっちりできるカメラばかりなので、気になった商品を試してみてはどうでしょうか?