ホームセキュリティ解説

地域密着型?東急セキュリティのホームセキュリティが知りたい!

東急セキュリティは、東京急行電鉄が100%株主のセキュリティ会社であり、東急線沿線に住んでいる方をメインターゲットとした事業を展開しています。そのため、東急セキュリティを利用できるのは東急線沿線の方限定という、地域密着型のホームセキュリティサービスとなっています。

 

家庭向けのサービスメニューとしては、ベーシックなホームセキュリティ「ホームセキュリティ 新築戸建て」「ホームセキュリティ 既存住宅」、スマートフォンを活用した「東急スマートセキュリティ」、シニア層に特化した「シニアセキュリティ」、子どもの防犯対策「エキッズ」「キッズセキュリティ・ホーム」など多彩なラインナップがあるのが特徴です。これらは全て屋内のホームセキュリティですが、「屋外防犯」のメニューもあります。

 

この記事では、ベーシックなホームセキュリティ「ホームセキュリティ 新築戸建て」「ホームセキュリティ 既存住宅」の違い、そして東急セキュリティの評判や口コミも解説します。

 

各サービスの共通の特徴とは?拠点数も豊富!

「侵入」「火災」「ガス漏れ」「非常」「緊急」に対して24時間365日、警備員が駆けつけてくれます。東急線沿線に限定したセキュリティサービスであることから、半径2.5km1カ所の割合で警備員待機所を設置しており、万が一の際も安心して利用できます。オプションで留守中に自宅の外周を警備員が点検する巡回警備サービスも利用できます。

 

今回紹介する各サービスのモデルプランは「侵入」「火災」「非常」「緊急」のサービスを利用した場合の料金ですが、ガス漏れや、スマートフォンによる遠隔操作、子どもの見守りサービスもオプションで利用することも可能です。なお、契約者にはステッカーが付いてくるので犯罪抑止効果もあります。

 

「ホームセキュリティ 新築戸建て」の特徴とメリットは?

サービスの特徴は、新築戸建て向けに特化し、「セパレートモデルプラン」「ユニットモデルプラン」というサービスに分かれている点です。

 

サービスを利用するメリットは、建物を新築する予定の場所に防犯設備士が現地調査を行い、設計図を元に防犯設計してくれるため、その環境にあったベストな防犯設計をしてくれるところです。防犯設計の際に、新居の美観に配慮した機器の設置や、顧客自身が取り付けて欲しい場所に機器の取り付けもお願いすることが出来ます。取り付け工事も建築のタイミングで一緒に行うため入居時からすぐ利用することが出来ます。

 

セパレートモデルプランの特徴と月額料金は?

持ち運びできるデザイン性に優れたリモコンと、充実した防犯機器が特徴です。モデルプランのセット機器内容は、「ワイヤレス・アシスタント・ターミナル×1」(遠隔操作リモコン)、「コミュニケーター×1」(送信機)、「ワイヤレスマグネットセンサー×7」(窓や扉に設置するセンサー)、「ワイヤレスパッシブセンサー×1」(天井に設置するセンサー)「火災センサー×1」、「フラッシュライト×1」(異常発生時に屋外で点灯するライト)となっています。

 

外出する時に戸締まりできていない箇所をワイヤレス・アシスタント・ターミナルが教えてくれる戸締まりチェック機能や、警備解除中に人が出入りした時に小鳥の鳴き声がなるドアチャイム機能などの嬉しい機能も付いています。

 

月額料金は、全て税抜きで買い取りの場合は月額料金4,200円、機器・工事代で341,600円となっています。レンタルの場合は月額料金が8,010円、工事代が69,000円、保証金20,000円(非課税)となっています。

 

あくまでモデルプランは一例で、個数は柔軟に変更することが出来、料金も設置する機器の数により異なります。他にも「ガス感知センサー」「非常ボタン」「緊急ペンダント」「ただいまリモコン」などのオプションを付けることが出来、設置する機器の数も柔軟に変更することが可能です。

 

ユニットモデルプランの特徴と月額料金は?

セパレートモデルプランに比べるとシンプルでリーズナブルなサービスになっているのが特徴です。理由は、警備設定のONOFFがリモコンで出来るのに対し、ユニットモデルプランは壁付パネルで行うためです。

 

モデルプランのセット機器内容は、「コントローラー×1」(操作器兼送信機)、「ワイヤレスマグネットセンサー×7」(窓や扉に設置するセンサー)、「ワイヤレスパッシブセンサー×1」(天井に設置するセンサー)「火災センサー×1」、「フラッシュライト×1」(異常発生時に屋外で点灯するライト)となっています。戸締まりチェック機能や、ドアチャイム機能も付いています。

 

月額料金は、全て税抜きで買い取りの場合は月額料金3,000円、機器・工事代で255,200円となっています。レンタルの場合は月額料金が5,400円、工事代が61,000円、保証金20,000円(非課税)となっています。

 

こちらもあくまでモデルプランになっており、オプション機器の設置も可能です。壁付型の操作盤で良いのか、持ち運びできる操作機器が欲しいのかを検討し、それに応じてセパレートモデルプラン、ユニットモデルプランにするか担当者に相談すると良いでしょう。

 

「ホームセキュリティ既存住宅」の特徴は? 注意するポイントもある?

このサービスは既に建物が建ってしまった戸建てや、分譲マンション向けのサービスとなります。防犯設備士の資格を持つカウンセラーが環境や建物の構造、ライフスタイルに応じて最適なプランを提供してくれるのが特徴です。ただし、機器は後付けになるため、構造によっては必ずしも希望の場所に付けられない可能性がある点には注意が必要です。

 

具体的なプランとしては、「戸建て向けユニットモデルプラン」「マンション向けユニットモデルプラン」「セパレートモデルプラン」があります。

 

「戸建て向けユニットモデルプラン」の特徴と月額料金は?

簡単なボタン操作のみで警備のONOFFが可能であり、自宅内を3つのゾーンに分けて関し出来ます。リーズナブルな価格で手軽にホームセキュリティを導入できます。

 

モデルプランのセット機器内容は、「非常ボタン機能付きコントローラー×1」(操作器兼送信機)、「ワイヤレスマグネットセンサー×6」(窓や扉に設置するセンサー)、「ワイヤレスパッシブセンサー×1」(天井に設置するセンサー)「火災センサー×1」、「フラッシュライト×1」(異常発生時に屋外で点灯するライト)となっています。

 

月額料金は、全て税抜きで買い取りの場合は月額料金3,000円、機器・工事代で229,700円となっています。レンタルの場合は月額料金が5,160円、工事代が545,000円、保証金20,000円(非課税)となっています。

 

こちらも要望によりセンサーの種類や数を変更することが出来、施工方法によって工事代金も変動します。

 

「マンション向けユニットモデルプラン」の特徴と月額料金は?

戸建て向けユニットモデルプラン同様、簡単なボタン操作のみで警備のONOFFが可能であり、リーズナブルな価格で手軽にホームセキュリティが可能です。

 

モデルプランのセット機器内容は、「非常ボタン機能付きコントローラー×1」(操作器兼送信機)、「ワイヤレスマグネットセンサー×3」(窓や扉に設置するセンサー)、「ワイヤレスパッシブセンサー×1」(天井に設置するセンサー)「火災センサー×1」となっています。

 

月額料金は、全て税抜きで買い取りの場合は月額料金3,000円、機器・工事代で169,200円となっています。レンタルの場合は月額料金が4,640円、工事代が36,000円、保証金20,000円(非課税)となっています。

 

こちらも要望によりセンサーの種類や数を変更することが出来、施工方法によって工事代金も変動します。賃貸でも導入可能ですが、オーナーの許可が事前に必要となります。

 

セパレートモデルプランの特徴と月額料金は?

「ホームセキュリティ 新築戸建て」のセパレートプランと同様のサービス内容です。持ち運びできるデザイン性に優れたリモコンと、充実した防犯機器が特徴です。

 

モデルプランのセット機器内容は、「非常ボタン機能付きワイヤレス・アシスタント・ターミナル×1」(遠隔操作リモコン)、「コミュニケーター×1」(送信機)、「ワイヤレスマグネットセンサー×10」(窓や扉に設置するセンサー)、「ワイヤレスパッシブセンサー×1」(天井に設置するセンサー)「火災センサー×1」、「フラッシュライト×1」(異常発生時に屋外で点灯するライト)となっています。

 

月額料金は、全て税抜きで買い取りの場合は月額料金4,200円、機器・工事代で382,100円となっています。レンタルの場合は月額料金が8,460円、工事代が735,000円、保証金20,000円(非課税)となっています。

 

要望によりセンサーの種類や数を変更することが出来、施工方法によって工事代金も変動します。賃貸マンション等でも導入可能ですが、オーナーの許可が事前に必要となります。

 

高齢者が居るから安否確認もしたいそんな時はどうすれば良い?

オプションの「緊急ペンダント」を利用することで、急に具合が悪くなった際にその場で警備員を呼ぶことが出来ます。また、別途シニア向けの「シニアセキュリティ」というサービスがあり、主に独居の方向けに緊急通報サービスや安否確認サービス(一定期間センサーの反応が無ければ通報)、健康相談サービス、生活支援サービスなどを月額制で提供しています。こちらのシニアセキュリティは、税抜きで月額料金が4,300円、初期導入費用が40,000円となっていますので、遠方に両親が居る場合などはこちらのホームセキュリティを検討しても良いでしょう。

東急セキュリティの契約期間は?解約する場合はどうすれば良い?

東急セキュリティのホームセキュリティサービスは、サービスごとで契約期間が異なるため、検討する場合は事前に問い合わせる必要があります。ほとんどのセキュリティ会社は一定の契約期間の後、自動更新になるため、自動更新前に解約を申し出る必要があります。

 

ホームセキュリティサービスは月々の料金が発生するため、導入する前に念のため解約の可能性も視野に入れておき、契約期間や解約申し出のタイミングを調べることも重要です。

 

東急セキュリティの口コミと評判はどうなっている?

実際に契約した人の評判としては、「新築戸建て向けプランを利用したので内装を傷付けること無く快適に利用することが出来た」「セパレートモデルはリモコンの置き型操作器のため見た目もすっきりしている」「地域密着型のホームセキュリティサービスですぐに駆けつけてくれる安心感がある」「防犯設備士の資格を持ったセキュリティカウンセラーがきめ細やかな提案をしてくれるので安心」「操作ボタンが分かりやすく操作しやすい」などといった口コミ、評判がありました。

 

まとめ

東急セキュリティは東急線沿線に限定した「地域密着型」の会社であり、「新築戸建て向け・既存戸建て向け・シニア向け・子ども向け」と多彩なサービスラインナップが特徴です。他のセキュリティ会社では「新築」「既存」といった切り口でのサービス展開は無いため、これから新築予定のある方にとっては特にメリットのあるセキュリティサービスではないでしょうか。

 

また、多彩な事業を展開している東急電鉄グループということもあり、東急セキュリティに加入することで火災保険やケーブルテレビ、保育所の割引なども受けられることが出来ます。東急線沿線にお住まいの方は、全国展開のホームセキュリティだけでなく、東急セキュリティを検討してみても良いでしょう。