「ホームセキュリティを導入しよう」と考えた時に、抜群の知名度を誇る「セコム」の名前を思い浮かべるのは自然な流れと言えるでしょう。聞いたことがあるし、CMでもよく見かけるからセコムにお願いしよう。そう考える人は少なくないのではないでしょうか。
では、セコムのホームセキュリティとは具体的にどのようなものなのでしょうか?他社と比べて何が違うのでしょう?
今回はセコムのホームセキュリティの特徴や、セコムを選ぶメリットをご紹介いたします。
セコム最大の特徴でありセコムを選ぶ一番のメリットはなんと言っても「経験」
「セコムしてますか?」というフレーズを耳にしたことがあるという方はきっと多いでしょう。1990年からスタートしたテレビCMはセコムの知名度を爆発的に上げ、長くセコムはホームセキュリティの代名詞となっていました。
現在は多くの警備会社がホームセキュリティのサービスを提供しています。なぜセコムがホームセキュリティの代名詞と成り得たのでしょう?それは、セコムが日本で初めてホームセキュリティを商品化したからです。日本のホームセキュリティの歴史はセコムからスタートしたのです。セコムのホームセキュリティが他社と決定的に違う点はまずこの歴史にあります。
セコムにはもう一つ大きな特徴があります。それは業界NO.1の「契約件数」です。2017年9月30日時点での契約件数は約約227万8000件(法人・個人の合計契約件数)。これだけ多くの家やオフィスが「セコムしている」状況です。当然、様々なシチュエーションやトラブルを経験しています。この経験こそがセコムの一番の強みなのです。
歴史と実績により積み重ねられた「経験」の豊富さは他の追随を許しません。
ホームセキュリティを選ぶ上で大切な要素となる「スピード」においてもセコムはおすすめ
ホームセキュリティを導入する理由に「空き巣対策」を挙げる人も多いでしょう。外出中の家が無人になってしまう時間帯はやはり心配です。
ホームセキュリティとは、基本的に「何かあった時に素早く対処するシステム」のことを言います。家に空き巣が入った場合、空き巣が窓を開けた、あるいは部屋の中を移動した、そういった異常をいち早く察知し、警備員が現場に急行したり110番通報したりといった対処を行うのがホームセキュリティの主な役割です。
ここで問題になるのが、警備員が現場に駆け付けるまでの「スピード」です。例えば空き巣の侵入を察知してから、警備員が現場に駆け付けるまでの時間を1時間としましょう。1時間もあれば空き巣は悠々と部屋を物色し財産を盗み逃亡することが可能になってしまいます。
警備員の到着は早ければ早いほど良いです。理想は10分以内。この到着までの所要時間は、警備員の待機場所である「拠点」の位置に大きく左右されます。拠点が自宅に近ければ近いほど好ましいと言えます。
セコムは拠点の数が業界NO.1です。あなたの家に最も近い拠点を有しているのはセコムである可能性が高いです。
加入者は具体的に何をするのか セコムのホームセキュリティの使い方と注意
いざセコムのホームセキュリティに加入した場合、私たちの暮らしはどう変わるのでしょう?侵入者を察知する各種センサーが取り付けられますが、それは家の住人にも反応してしまうなんてことはないのでしょうか?
セコムのホームセキュリティシステムは、加入者が自分でコントロールできるようになっています。外出する時にホームコントローラーを操作することで、セキュリティがセットされます。外出先から帰って来た時に、セット解除ボックスと呼ばれる機器やスマホを用いてセキュリティを解除する、というやり方です。
もし、セキュリティを解除し忘れてしまった場合はどうなるのでしょうか?その時はあなた自身が侵入者と判断されてしまい、通常通り警備員が駆け付けてしまうので注意が必要です。こういった誤報は実際に起こっていて、体験なされた方の中には「警備員が素早く駆け付けてセコムのセキュリティへの信頼度が上がった」とおっしゃっている人もいます。とは言え、やはりセキュリティの解除し忘れには注意しましょう。
防犯カメラと連動させれば防犯効果は更に上がる
セコムが提供しているホームセキュリティの基本的なプランの中には、セキュリティ機器の中に防犯カメラは含まれていません。それでも十分高い防犯効果が期待できるのですが、そこに防犯カメラを連動させた場合に得られるメリットは、非常に大きいものがあります。
一番は不審者や侵入者の姿を確認できること。例えば外で物音がした時に、直接現場に行くのではなく室内で様子を確認できれば安心です。また、空き巣に入られた場合は犯人の早期発見に非常に役立ちます。
次に、監視カメラの姿が不審者を威嚇し、空き巣を未然に防ぐ抑止力として働くことが期待できます。ホームセキュリティに加入するともらえるセコムのステッカーは、「ステッカーだけ譲ってもらえないか」という要望があるほど、高い防犯効果が期待できます。ステッカーに加え防犯カメラを設置すると、犯罪の抑止力の効果は更に高まるでしょう。
空き巣や不審者対策だけじゃない 子どもや高齢者の安否確認にも役立つシステム
セコムのホームセキュリティに加入するメリットは防犯対策だけではありません。子供がまだ小さかったり、あるいは親が高齢でいろいろ心配であったりといった場合にも、ホームセキュリティのシステムが役立ってくれます。
例えば、外出先で子供がちゃんと家に帰ったかどうかを知りたい時、帰宅した子供がホームコントローラーを操作することでスマホに通知が来るように設定できます。また、家に子供が一人の状態だと、全てのセキュリティが解除されてしまうと不安です。こういった場合でも「在宅セコムモード」があるので安心です。
近年は、両親の高齢化に伴うホームセキュリティの導入も増えています。こういった方には「高齢の親見守りプラン」がおすすめです。各種セキュリティ機器だけでなく、オプションで握るだけでセコムに通報できるボタン「救急通報(マイドクター)」と、人感センサーで高齢者の動きを察知し一定時間動きが無いと自動でセコムへ救急通報する「安否見守り」を追加することができます。
防犯対策だけでなく、家族の安否確認の面でもセコムのホームセキュリティは有用です。
「ホームセキュリティは高い」というのは今は昔 導入しやすい料金
ホームセキュリティの導入を検討する時に最も気になるのは料金ではないでしょうか。一昔前までは「ホームセキュリティの導入費・維持費で、守るべき財産がなくなった」などという話が冗談半分に聞かれましたが、確かにシステムのために守るべき財産が無くなっては意味がありません。実際はどうなのでしょうか?
現在は、ホームセキュリティの料金は現実的に導入しやすい金額となっています。料金が安くなったのは加入者が年々増え続けている原因の一つでしょう。セコムが提供しているホームセキュリティの基本的なプランを例に、具体的な料金をご紹介いたします。
戸建て向きのプラン『セコム・ホームセキュリティNEO』
セコムのホームセキュリティを代表するプランです。セキュリティ機器をレンタルして利用する「機器レンタルパック」と、必要な機器を買い取って利用する「機器お買い取り」があります。
「機器レンタルパック」の大きな特徴は、必要なセキュリティ機器がパックになった料金だという点です。間取りに左右されず一定の料金で利用できるというメリットがあります(各種センサーは計16個までの制限あり)。月額料金は6800円(税別)。スマホの料金で月1万円を超える人も多いですが、それと比べると非常に安く感じられます。初期費用は工事料が58000円(税別)。また、保証金20000円(非課税)が必要です。この保証金は契約満了時に返却されます。
「機器お買い取り」は必要な機器を個別に買い取るため、個数によって料金が変わります。
初期費用(買取システム料金)はやや高めで427300円(税別)。月額料金はなんと4500円(税別)です。1日当たり約150円と、缶ジュース並の料金で利用できます。何十年という長期的な利用を前提としていて月額料金を押さえたい方は、「機器お買い取り」がおすすめです。
マンションや小規模な戸建て向きのプラン『セコム・ホームセキュリティ スマートNEO』
セコム・ホームセキュリティ スマートNEO(以下、セコムスマート)は、マンションや規模の小さい戸建てといった、対策しなければいけない箇所が比較的少ない住宅向きのプランです。セコムスマートにも戸建て向きのプランと同様に「機器レンタルパック」と「機器お買い取り」の2つがあります。
セコムスマートの特徴は、必要なセキュリティ機器が比較的少ないためより安く利用できるという点です。
「機器レンタルパック」の月額料金は4300円(税別)。初期費用は工事料が43000円(税別)で、戸建て向きのプラント同様に保証金が20000円(非課税)です。7万円以内でスタートできて、ランニングコストは月4300円と、かなりお求めやすい料金になっています。
「機器お買い取り」はやはり買い取る機器の個数で料金が変動します。初期費用は買取システム料金として152500円(税別)。ただし月額料金はわずか3000円(税別)です。新聞とほぼ変わらない料金で利用できます。
ホームセキュリティは長期利用が前提 解約には注意を
セコムに限らず、通常ホームセキュリティには長期利用を前提とした契約期間が設けられています。セコムのホームセキュリティの契約期間は5年です。もしこの5年未満に解約を申し出た場合は解約金が発生するので注意が必要です。また、「機器レンタルパック」で契約した場合は、契約満了時に返却される手数料20000円も返って来ません。
早期解約には損しかありませんので、契約を結ぶ前に慎重にプランを吟味し、気になる点はセコムのスタッフと十分に話し合い、納得した状態でスタートするのが肝心です。
ただし、訪問販売の形で結ばれた契約に関しては事情が異なります。訪問販売には特定商取引法が適用され、解約金を払う必要はありません。また、保証金の20000円も返って来ます。法律上の知識として参考にしておきましょう。
実際にセコムのホームセキュリティを導入した加入者からの評判を口コミで確認しよう
実際に加入した人たちからは、セコムのホームセキュリティはどのように思われているのでしょうか?いくつかの口コミに目を通しますと、最も目に付く言葉は「安心感」です。空き巣に入られた経験からセコムのホームセキュリティを導入したという口コミも見られ、中には空き巣被害のショックでノイローゼ気味になったという方もいらっしゃいます。その方はセコムに加入した安心感から症状が改善されたそうです。安心感を得られるというのは、多くの加入者にとってとても大きなメリットとなっています。
逆に厳しい意見としては、外出の際にいちいちセキュリティをセットしないといけない、あるいは帰宅時にいちいち解除しなくてはいけない、といった「手間」が挙げられていました。確かにホームセキュリティを導入することで生じる手間はデメリットとなりますが、安心感や防犯効果といったメリットと比べてメリットの方が大きいと考えている人の方が多いです。
総合的に見て、セコムのホームセキュリティの評判は上々と言えます。加入者の多くが満足しているからこその、契約件数NO.1なのでしょう。
まとめ
業界最大手のセコムが提供するホームセキュリティは、日本で最も信頼できるホームセキュリティだと言っても過言ではないでしょう。歴史と実績に裏打ちされた豊富な「経験」から来るノウハウは、やはり他社と一線を画すものがあります。
拠点の数が業界NO.1なのもセコムの大きな特徴です。異常が発生した際に重要視される「スピード」において、セコムは他社より立地の面で優位に立っていると言えます。
セキュリティの管理はホームコントローラーで行われますが、捜査は子供からお年寄りまで誰でもできるほど簡単です。この簡単操作はホームセキュリティを防犯対策のみならず、家族の安否確認を行うツールとして機能することを可能にしています。
加入者の多くが口コミで「思ったより安い」と評価しているように、決して高過ぎない料金となっています。経験豊かなセコムのスタッフは利用者のニーズに対していろんなアイデアを持っていますので、ホームセキュリティの導入を検討なされている方は、ぜひ一度セコムに相談してみては如何でしょうか。