関電SOSは関西電力グループのホームセキュリティ会社です。関西電力ということからも分かるように、主要なサービス拠点は関西であり、地域密着型のホームセキュリティサービスを提供しています。
なお、関電SOSは関西において40,000件を超える家庭で警備実績があり、顧客満足度96%と高い満足度を獲得しているのが特徴です。そんな関電SOSのホームセキュリティサービスは、大きく分けて2つあります。「ベーシックメニュー」と「オプションメニュー」です。
ベーシックメニューの特徴とおすすめポイントは?
基本的な考え方としては、ベーシックメニューをベースに、必要に応じてオプションメニューからオプションを選ぶという方になっています。ベーシックメニューには「コントローラー×1個」「SOSパッシブセンサー×2個」「SOS非常ボタン×1個」「ステッカー×4枚」がついてきます。
これを宅内に設置することで、「警備状況の遠隔操作」「携帯電話等へのメール通知サービス(3カ所)」が利用可能となり、万が一の際は警備員が駆けつけてくれます。さらに、「ガラス・ドア鍵取替費用補償」と言って、盗難などで窓やドア鍵を破壊された場合、窓一枚につき1万円、ドア鍵1個につき2万円を支払ってくれるという補償サービスもついています。
関電SOSのホームセキュリティサービスは、上記の通り非常に単純明快なサービス内容でありながら、警備員の駆けつけや補償サービスがついており、メニューの多さに惑わされずに済むという点がおすすめポイントになります。
設置する機器の具体的な使い方は?初心者でも使える?
まず「コントローラー」ですが、「SOSパッシブセンサー」などの各センサーの異常を監視し、非常時は監視センターへ通報してくれるコントローラーになっています。動作は全て文字で指示してくれる上に、ボタンも大きく見やすいことから初心者やお年寄り、子どもでも使いやすいのが特徴です。
「SOSパッシブセンサー」は天井に設置するタイプのセンサーになります。広範囲を監視することが出来、人が発する遠赤外線の変化や動きを監視し、侵入異常を感知します。また、コントローラーへ異常を知らせる時は無線で行うため、配線が不要で工事の手間も省けます。「SOS非常ボタン」は自由に持ち運びできる小型のボタンで、寝室やトイレに置いておくことで即座に監視センターへ異常を送信することが出来ます。
「ステッカー」は玄関の扉や窓に貼ることで、不審者への犯罪抑止効果が期待できます。4枚ついてくるため、一戸建てでも十分に対応することが出来ます。
なお、コントローラーが異常を検知した場合、携帯電話にメール通知してくれます。この機能が「携帯電話等へのメール通知サービス(3カ所)」となります。また、セキュリティ設定を忘れた場合や自宅の様子が心配になった時に備えて、スマートフォンやパソコンを用いて「警備状況の遠隔操作」を行うことが出来ます。
ベーシックメニューの月額料金はどうなっている?
ベーシックメニューの月額料金は、機器買い取りにするかレンタルにするか、また、既設住宅か新築住宅かによって値段が変わってきます。既設住宅で買い取りプランの場合は月額2,900円で初期費用が225,000円、レンタルプランは月額5,400円で初期費用が38,000円となります。一方、新築住宅で買い取りプランの場合は月額2,900円で初期費用が265,000円、レンタルプランは月額5,400円で初期費用が78,000円となります。全て税抜きの価格であり、これらプランは標準の工事費を含んでいます。
オプションメニューの特徴と利用するメリットは?
オプションメニューは、ベーシックメニューだけでは少し物足りないという方に、個別に追加機器を提供するプランとなっています。そのため、機器1つごとに料金が発生するのが特徴です。
利用するメリットとしては、用途に応じた機器が豊富にそろっており、かゆいところに手が届く防犯対策が可能という点です。防犯だけでなく、火災やガス漏れにも対応することが出来ます。
具体的な提供機器としては、「SOSマルチリモコン」「SOSフラッシュライト」「SOSカメラ」「SOSワイヤレスマグネットセンサー(天井付)」「SOSワイヤレスマグネットセンサー(壁付)」「火災センサー」「ガス漏れセンサー」「SOS非常ボタン」「帰宅通知サービス」「救急通報サービス」「専用ICカード」などがあります。
関電SOSでは見積もりも気軽に応じてくれるため、自宅の間取りや不安な点を伝え、ベーシックプランで不安な場合はオプションプランも提案してもらうという形が最も手間がかからないやり方です。
子どもや高齢者の安否確認サービスは提供している?
「安否確認サービス」という名称でのサービス提供はありませんが、オプションメニューの「帰宅通知サービス」「救急通報サービス」を利用することで、対応することが出来ます。「帰宅通知サービス」というのは、子どもが無事に帰宅したかをメールで確認できるサービスです。コントローラーに子どもが専用ICカードをタッチすることで、登録先のアドレスにメールが送信されるようになっています。
高齢者向けについては、「緊急通報サービス」を利用することで対応可能です。このサービスを利用し、「SOS救急ボタン」を高齢者の方に持ち歩いて頂くことで、急病や怪我で動けなくなって閉まった時に警備員が駆けつけてくれます。また、家族にもメールで救急発生を通知するので情報共有もスムーズです。さらに、既往歴や常用薬を事前に救急情報カードを記入してもらい、所定の保管場所に保管する決まりになっています。このため、家族が駆けつけられなくても救急隊が迅速に病状に応じた対応をすることが可能です。
関電SOSの拠点数はとサービスを利用する時の注意点は?解約はどうすればいい?
関電SOSの拠点数は公表されていませんが、地域密着型のホームセキュリティサービスということで、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県に限定してサービスを展開しています。これら府県内でも一部利用できない地域がある点は注意が必要です。心配な方は公式ホームページに郵便番号でサービス提供エリアかどうかを検索してくれるページがありますので利用してみてください。
解約についてですが、買い取りプランは基本的に契約期間が1年で、その後は1年ごとに自動更新になります。レンタルプランは契約期間が5年で、その後は1年ごとに自動更新になります。解約の際は自動更新の前に申し出るのが良いでしょう。
関電SOSの口コミと評判はどうなっている?導入した契約者の声を紹介!
実際に契約した人の評判としては、「必要最低限のものを提案してもらえて、自分達にあったものだけを考えてくれる」「携帯電話で遠隔操作できるところが便利」「誤ってボタンを鳴らしてしまった時もすぐに連絡してくれて、対応の早さを実感した」「不審者だけでなく具合が悪くなった時でも、いつでも連絡してくださいと言われて安心した」などの声が上がっていました。
導入件数40,000件ということもあり、契約者も若い夫婦から年配の夫婦、子どもが居る家族など幅広い層で導入されています。
まとめ
関電SOSは「地域密着型」「シンプルで分かりやすいプラン」というところが大きな特徴です。サービス提供エリアは限られますが、逆に言えば無理に提供エリアを拡大するのではなくエリアを絞ることによって万が一の際の駆けつけを迅速に出来るという、顧客視点を大切にした企業と言えるでしょう。「何かあった際はいつでも連絡してください」と気軽に言ってくれるところも地域密着型ならではの温かい心遣いです。
また、「ベーシックメニュー」だけで必要最低限のセキュリティは可能になっており、初心者でも導入しやすいところは契約者に高く評価されています。必要に応じてオプションも自由につけられるという柔軟度の高さも好評です。
関西地方にお住まいの方は、全国展開している大手警備会社のサービスだけでなく、地域密着型の関電SOSも検討してみてください。