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【ホームセキュリティ会社の防犯グッズ】セコムとALSOKの防犯カメラの違いとは?特徴とメリットを徹底解説

空き巣や強盗など不審者対策のために防犯カメラは有効な対策です。ダミーの防犯カメラやセンサーライトでも一定の効果はありますが、本物の防犯カメラの方がリアルタイムで画像を記録でき、万が一の際に証拠になるというメリットがあります。 

自分自身で防犯カメラを購入して設置するという方法もありますが、ホームセキュリティ会社の防犯カメラを設置した方が、サポートもしっかりしていて安心です。

今回は家庭用防犯カメラを販売している「セコム」「ALSOK(綜合警備保障)」の防犯カメラに焦点を当て、各社防犯カメラの特徴と違い、料金について解説します。

「セコム」の防犯カメラの特徴・おすすめポイント

セコムが販売する家庭用防犯カメラには「セコム・ホームカメラシステム」があります。

 

このシステムの特徴は、「ホームモニター」「センサーライト付き防犯カメラ」がセットになっているところです。センサーが人物を感知した時点で自動で撮影を行い、ホームモニターを通じてチャイムとモニター映像で在宅者に様子を知らせてくれます。撮影した画像は後から再生、保存が出来るため、便利です。また、サイズも4センチの薄型で壁に設置できるため、室内の景観を損なうことがありません。

 

おすすめポイントは、上記の特徴に加え、セコムと契約している家にしか貼ることが出来ない「セコムステッカー」がもらえる、取り付け工事はセコムが行ってくれる、機器は安心の1年保証である、困ったときは24時間電話相談に応じてくれるなどが挙げられます。

 

「センサーライト付き防犯カメラ」は何種類ある?

センサーライト付き防犯カメラは、「センサーライトカメラ」「スポットライトカメラ」の2種類があり、どちらか好きな方、あるいは両方を選んで設置することが出来ます。設置台数もご自身で選ぶことが出来、屋外・屋内問わずに設置できるため、屋内に不審者が侵入してしまった場合も安心です。

 

センサーライトカメラは、センサーが人物を感知すると5ワットの電球色LEDという強い光を浴びせるため、不審者の威嚇に効果を発揮します。駐車場や勝手口に向いており、防水性があるため雨に濡れても問題ありません。

 

スポットライトカメラは、40ワットの柔らかな光が特徴で、センサーライトカメラに比べると小型です。玄関先に設置することにより、夜間の街灯の役割を果たし、来訪者を優しい光で照らしてくれます。こちらは防水性がないため、雨がかからない軒先や屋内に使用します。

 

 

ALSOK」の防犯カメラの特徴・おすすめポイント

ALSOKが販売する家庭用防犯カメラには「HOME ALSOK アルボeye」があります。

 

このカメラの特徴は、自宅に置き型用の防犯カメラを設置し、外出先からスマートフォンなどを用いて自宅の様子を確認できるところです。屋内設置であるため、侵入者の監視だけでなく、ペットや高齢者の見守りにも役立ちます。必要なものは、電源とインターネット環境、カメラID・パスワードのみで、Wi-fi接続することで電源から離れた場所にも設置することが可能です。

 

おすすめポイントは、上記の特徴に加え、子どもが帰宅した際にスマートフォンに連絡が来る、万が一の際はオプションで警備員が駆けつけてくれる、赤外線温度センサーが付いているため熱中症対策にも利用できるなどが挙げられます。また、セコム同様、契約している家にしか貼ることが出来ない専用のステッカーをもらうことが出来ます。

 

HOME ALSOK アルボeye」の防犯カメラは何種類ある?

「カメラ可動式」「カメラ固定式」の2種類のカメラが用意されており、どちらもセンサー付きです。「カメラ可動式」はスマートフォンなどから遠隔操作でカメラの向きを操作でき、180度の広範囲を確認できます。「カメラ固定式」は、リビングや玄関、天井への設置など、間取りに合わせて固定して利用することが可能です。

 

どちらのカメラも、マイクが内蔵されているため音声の録音や録画が可能です。画素は100万画素あり、スマホ・タブレット両方に対応しているのも嬉しいポイントです。また、夜間や暗所では自動的に赤外線レンズに切り替わる、赤外線温度センサーが付いているなど独自の特徴があります。カメラを確認して不審な動きがあった時はALSOKに駆けつけ依頼をすることにより、警備員が出動します。

 

 

「セコム」「ALSOK」、それぞれの違いとメリットは?

セコムとALSOKの特徴を見てきましたが、包括すると「セコム・ホームカメラシステム」は防犯対策に特化している点、ALSOKの「HOME ALSOK アルボeye」は防犯対策だけでなく見守り対策にもなる点が大きな違いであり、メリットでもあります。野外の防犯対策を強化したい方はセコム、家族の見守りも同時にしたいという方はALSOKが向いています。

 

取り付けサービス・駆けつけサービスの有無というのも2社で違いがあります。セコムはカメラの取り付けサービスは行ってくれますが、駆けつけのサービスは提供していません。駆けつけサービスを利用するためには、別途ホームセキュリティサービスの契約が必要になってきます。一方で、ALSOKの場合は、取り付けサービスは提供していませんが、オプションで駆けつけサービスを提供してくれます。

 

 

セコムとALSOKの防犯カメラ、料金体系と口コミはどうなっている?

セコムの「セコム・ホームカメラシステム」は標準工事代込みのパック料金となっています。ホームモニター1台とカメラ1台で179,100(税抜)2台で265,700(税抜)3台で349,600(税抜)4台で433,500(税抜)となっています。カメラは2種類の中から自由に選ぶことが出来ます。

 

ALSOKの「HOME ALSOK アルボeye」は、機器の分割代金を含む月額料金となっています。カメラ可動式の場合は月額料金2,500(税抜)、カメラ固定式の場合は月額料金2,000(税別)となっています。機器の分割払いが終わる3年目以降は月額1,000(税別)で利用することが出来ます。

 

ただし、「HOME ALSOK アルボeye」の場合、駆けつけサービスを利用した場合は1回につき3,000(税別)かかる点、自宅内ではなく、自宅周辺の点検サービスの提供になるという点には留意しておきましょう。他にも初期設定を依頼した場合は別途10,000(税抜)がかかります。

 

口コミに関しては、やはり両者とも「大手だから安心」という点が目立ちます。「HOME ALSOK アルボeye」は手軽に導入でき、見守りとしての機能も果たせるというところも評価されているようです。

 

まとめ

意外にも家庭用の防犯カメラを提供しているホームセキュリティ会社は少なく、それも大手であるセコムとALSOK2社から選べるという点では、検討しやすいでしょう。さらにセコムは防犯対策に特化しているのに対し、ALSOKは防犯+見守りという二重の機能が付けられる点で違いが分かれているため、目的に応じて選びやすいのが良いところです。

 

料金に関しては、セコムの場合は1台でも十数万単位の料金がかかるため、引っ越しの予定がない一戸建ての方が向いているでしょう。一方でALSOKは月額単位で利用でき、屋内設置型であるため賃貸マンションで手軽に防犯強化したい方に向いています。

 

防犯対策の目的や、住んでいる環境に応じてセコムにするかALSOKにするか検討するのがベターです。