ホームセキュリティ解説

高齢者見守りサービスとは?セコムの高齢者見守りサービスを徹底解説!

ホームセキュリティを導入するご家庭が年々増えています。導入の理由は様々ですが、中でも興味深いのは「住民の高齢化に伴う導入」です。両親と離れた場所で暮らしていて、中々様子を見に行くことができない。そういう方が、両親のことを心配し、ホームセキュリティを導入するというケースです。少子高齢化が進む昨今、住民の高齢化を理由としたホームセキュリティの導入は今後も増え続けて行くことが予想されます。

現在はホームセキュリティのサービス内容も充実していて、高齢者向けの見守りサービスも存在します。見守りサービスとは一体どのようなものなのでしょうか?

国内最大手の警備会社「セコム」が提供している「高齢者見守りサービス」を例にご紹介いたします。

 

ホームセキュリティの契約件数No.1のセコムが提供する「高齢者見守りサービス」

 

セコムはホームセキュリティの契約件数が2017930日時点で124万件にも上る国内最大手の警備会社です。セコムの「高齢者見守りサービス」には、通常のホームセキュリティのシステムにプラスできる様々なオプションサービスが用意されています。まず基本的なホームセキュリティのシステムですが、各種センサーを用いて侵入者や火災などの異常を検知するというものです。必要に応じて警備員の出動や警察・消防への通報も行いますので、お年寄りの方も安心して暮らせるようになります。

更に、追加の月額料金を支払うことで様々なオプションサービスを利用することができます。具体的にどのようなサービスが提供されるのかをご紹介いたします。

 

ストラップを引っ張るだけで救急通報できる「セコム・マイドクタープラス」

 

高齢者の中には難しい機器の操作は苦手だという方もいらっしゃいます。「セコム・マイドクタープラス」は簡単な操作で救急通報することができるオプションサービスです。加入しますとセコムから携帯電話が支給されます。この携帯電話に付いているストラップを引っ張るだけでセコムに救急通報することができます。

セコムは救急通報を受けると必要に応じて人員を出動させたり、病院や介護事業者へ通報したりします。また、この携帯電話を持つことで、家族の方が離れた場所から居場所を確認できるようになっていますので、急な場合に現場へ駆けつけることも可能です。もちろん通常の携帯電話と同じように通話することもできます。

月額プラス1800円(税別)から利用できます。

 

握るだけで信号を送れるボタンを用いた「救急通報サービス」

 

こちらは救急通報手段が更に簡略化されたオプションサービスです。ペンダント型になった救急通報ボタンを握るだけ通報完了です。救急通報を受けたセコムから人員が駆けつけるようになっています。こちらは先にご紹介した「セコム・マイドクタープラス」と異なり通話はできません。もっと単純な、救急通報するためだけの装置です。

ペンダント型になっていますので首からかけるだけで携帯可能です。また簡易防水型となっていて、水に沈めることはできませんが多少濡れるぐらいなら問題なく使用できます。高齢者の方はお風呂場で事故が発生するケースも多いので、浴室に持って行けるというのは大きなメリットです(湯船につけることはできません)。

こちらは月額プラス300円(税別)から利用できます。

 

通るはずの場所を通らないと異常を報せる「安否見守りサービス」

 

居間や台所、あるいはトイレなど、家の中には、住人の方が生活を営む上で必ず通る場所が存在します。「安否見守りサービス」は、人の動きを感知するセンサーを住人が必ず通る場所に設置することで、住人が異状無く生活していることを確認するオプションサービスです。何かを携帯したり、ボタンを押したりしなくても利用できるのが大きな特徴です。

センサーが一定時間経っても人の動きを感知しなかった場合、セコムに異常信号が送られます。セコムは異常信号を受けると利用者の安否確認を行います。

特別な操作が一切必要ないので気軽に利用できます。もし転んで怪我をしたり、急に胸が苦しくなったりしてその場から動けなくなったとしても、一定時間が経過すればセコムが異常信号を受け取るようになっていますので安心です。

月額プラス100円(税別)から利用可能です。

 

突然意識を失った場合にも対応「セコム・マイドクターウォッチ」

 

こちらはリストバンド型の機器で、ヘルスケアも同時にできるのが大きな特徴です。最大のメリットは、突然意識を失った場合に自動で救急通報してくれるという点です。機器には転倒検知機能が備わっています。突然倒れた場合でも救急通報してくれるのがこのサービスの大きな魅力です。

スマートフォン用に専用アプリがあり、こちらを活用することで更に便利な使い方をすることができます。セコム・マイドクターウォッチは自宅内での利用を想定していますが、アプリを活用することで野外でも使えるようになります。また、別の専用アプリを用いて消費カロリー・歩数といった健康にまつわるデータを取得することが可能になり、ヘルスケアに用いることもできるようになります。

月額プラス900円で利用可能です。

 

家事のお手伝いや、健康の相談相手が欲しい場合にも対応可能

 

セコムは機械によるセキュリティサービスだけでなく、専門スタッフによるホームサービスや電話相談も行っています。

ホームサービスとは、スタッフが高齢者の方の家を訪れ、家事を中心としたお手伝いをしてくれるオプションサービスです。転倒しやすい、物を落としやすい、そういった傾向のある高齢者の方にとって、掃除、洗濯、洗い物といった家事も怪我の原因となりやすいです。家事の負担を減らすサービスは高齢者の方の大きな助けとなるでしょう。こちらの料金は利用者の要望の内容によって変動します。

また、セコムは健康に関する電話相談も24時間受け付けています。心配事を相談できる相手がいるというのは、高齢者の方にとって非常に心強いでしょう。この電話相談サービス「ほっと健康ライン」は無料で利用できます。

 

他の警備会社ではなくセコムの見守りサービスだからこそ得られるメリット

 

高齢者向けの見守りサービスはセコム以外の警備会社も提供していますが、セコムの高齢者見守りサービスだからこそ得られるメリットが存在します。

まずは経験と実績。セコムは日本で初めてホームセキュリティというサービスを提供した警備会社です。どの警備会社よりも豊富な経験を有しています。また、前述の通り日本一の契約件数を誇ります。この経験と実績に裏打ちされたサービスを受けられるというのは、利用者にとって大きなメリットです。

次に、セコムは拠点の数が日本一多いという点です。拠点の数が多いほど、家の近くに拠点がある確率が高くなります。家から拠点までの距離は、警備員が家まで駆けつけるまでの時間に大きく関与します。拠点が少ない警備会社ですと、せっかくサービスの内容が良くても、家から拠点までの距離が遠く、警備員が到着するまでに時間がかかり過ぎる場合があります。高齢者の方に何かあった時に、すぐに人が駆けつけてくれる。それを実現してくれる確率が最も高いのがセコムです。

 

まとめ

 

高齢化が進む日本で、高齢者向けのサービスは今後ますます需要が高まり、注目度も増すでしょう。その一方で、高齢者の数が増えるということは、高齢者が犯罪や事故の被害に遭うケースが増えるということを、私たちは注意しなければなりません。

仕事や家庭の都合で、どうしても親と離れて暮らさないといけない。そういう方はたくさんいらっしゃるでしょう。離れた所からでも親を守るために何かしたい。セコムの高齢者見守りサービスは、あなたのそういった希望をきっと叶えてくれると思います。

もちろん予算の問題がありますので、導入する前に「本当に必要なのか?」と慎重に検討する必要があるかと思います。ただ、セコムのホームセキュリティ+高齢者見守りサービスによって得られる大きな安心感は、十分に価格に見合ったものだと判断されます。

親御様の安否が気になる方は、ぜひ検討してみては如何でしょうか。