防犯対策ガイド

自宅保管の現金や通帳、クレジットカードの安全な隠し場所と、その方法を紹介!

本来であればお金というのは銀行に預け入れておけば良いのですが、最近は何があるかわからない時代、何かと自宅にもお金を置いておきたいものですよね。お金以外にもクレジットカードや通帳などについては、どうしても自宅で保管することになるため「隠し場所や方法はどうすれば良いのだろう」と思っている方も多いはず。

 

まさかお隣の奥さんに「現金とか通帳ってどこに隠してますか?」と聞くわけにもいきません。

 

そこで今回は、お金やクレジットカードなどの貴重品のおすすめの隠し場所・方法についてご紹介していきます。防犯上、最適な貴重品の隠し場所やその方法が気になる方は、この機会に有効な場所や方法を覚えておきましょう。

 

・お金や通帳、クレジットカードの隠し場所は結局どこがベスト?

 

雑誌やインターネットを見てみても、サイトやそのアドバイザーの方の考え方によってはお金は通帳、そしてクレジットカードの隠し場所というのはかなりバラバラに紹介されており、なかなか「これだっ!」という隠し場所については紹介されていないのが現状です。

 

実際問題、結論から言ってしまうとお金・通帳、そしてクレジットカードなど貴重品(へそくり含む)の隠し場所には、正解というものはありません。

 

ただし、 隠すのであれば防犯の観点を優先的に考えるべきではないでしょうか。

 

そもそもお金や貴重品を隠す、というのは「取られたくないから・誰かに見つかりたくないから」というのが本来の目的なはず。

 

そこで、現金や通帳など種類別に防犯の観点から、隠しておきたい場所や方法について見ていきましょう。

 

・現金は「複数の」隠し場所に分散するとベター

 

まず一番重要な現金ですが、現金に関しては複数の隠し場所に分散するとベターです。

 

なぜかと言うと、現金というのは防犯対策上、万が一自宅に侵入されてしまった時、一箇所にポンと置いてしまっていては、それを全て持っていかれる可能性が高いですよね。

 

そして通帳やクレジットカードなどとは違い、現金というのは名前が書いてあるわけでもありませんし、一枚一枚ナンバーが控えられているわけでもないことから、持ち逃げされた場合にはその足取りを追跡することはできません。

 

さらに「現金その場限り」という言葉もあるとおり、一切の保証を受けられるものでもありません。

 

そういった部分からのリスクを考えると、現金については複数の隠し場所、例えばタンスの引き出しという場所から、キッチンの野菜の収納スペース、さらには自宅寝室ですぐに持ち出せる場所、など3箇所以上に分散して保管しておくと良いでしょう。

 

なお、へそくりについては、自分以外の家族が絶対に立ち入らない場所というのがあればそれで良いのですが、どうしても厳しいようであれば、家族が普段目にするようなところにある「時計の裏」など、意外とシンプルな場所の方が家族にはバレにくくなります。

 

ちなみに「自宅寝室に現金を置いておくなんて危ないじゃない!」という方もいらっしゃいますが、自宅の寝室に現金を少しでも保管しておくと、万が一大きな地震や火事など災害が発生した場合に、無意識にすぐに持って逃げ出すことが可能です。

 

大きな災害、例えば地震や水害などの場合には、発生直後から最低でも72時間の間は町のインフラがダメになってしまい、クレジットカード決済や電子マネー決済などは到底使えるものではないケースがほとんどです。

 

 

・通帳、クレジットカードはバラバラに隠しておくと防犯対策に

 

現金については複数の場所に分散して隠しておくのが有効だということはご理解いただけたかと思いますが、それでは通帳やクレジットカードなどについてはどうでしょう?

 

通帳やクレジットカードの隠し場所については、こちらも結論から言ってしまうとバラバラに複数の場所に隠しておくと防犯対策となります。

 

例えば、通帳と印鑑をよくセットにして保管している方がいらっしゃいますが、これでは防犯の対策としては0点です。

 

印鑑と通帳さえあればすぐに現金化できてしまいますし、下手をすると、さらに犯罪などに使われてしまう可能性も十分に考えられます。

 

そのため、最低限でも通帳と印鑑はそれぞれ別の場所に保管することで、万が一そのどちらかが盗まれてしまった場合にも、すぐには活用できないような形にしておくことが重要です。

 

また、クレジットカードについては防犯対策と実際の生活のしやすさのバランスを考えて、クレジットカードはクレジットカードということで一箇所にまとめて保管する、という方法も妥協案としては必要になるのではないでしょうか。

 

・クレジットカードや通帳の隠し場所が自宅に無い、そんな時には?

 

クレジットカードや通帳の隠し場所が思うように思いつかず、また自宅のスペースなどの関係でこれらのものを隠しておく場所がどうしても見つからない、そんな場合には「隠し場所を作る」スタイルの防犯対策で行きましょう。

 

最近は通販や、少しおしゃれな雑貨屋さんなどでもセキュリティの観点から海外で生まれた「カモフラージュグッズ」というものが人気を呼んでおり、これらのグッズを利用することでお部屋のインテリアに違和感なく貴重品を隠すことが可能となります。

 

 ・洋書のようなオシャレ隠し金庫に現金を隠すと違和感ゼロに

例えば、海外の分厚いハードカバーの洋書を思い浮かべてください。 某ホグ●ーツ魔法魔術学校で配布されるような教科書を思い浮かべていただければ大丈夫です。

 

あのようなハードカバーの洋書というのは非常に厚みがあることから、昔から中身をくりぬいて貴重品ボックスとして使っていた人もいます。

 

最近では最初から中身がくり抜かれた状態の、いわゆるカモフラージュ洋書が発売されており、本棚にそれらしくしまっておけばただの本にしか見えません。

 

さらにものによっては、ボックス自体に鍵をかけられるものもありますので、貴重品をこれらのボックスに入れておくというのも防犯対策としておすすめです。

 

・まとめ

防犯対策を考えるのであれば、まず現金については分散して複数の箇所に置き、そして防災の観点から一部の現金については寝室のすぐ取り出せる場所に保管しておくということが重要だということがわかりました。そしてクレジットカードや通帳など、いわゆる現金ではない貴重品についても同様に、一箇所に集中して保管することなくある程度分散しておくと防犯対策としては有効です。 隠し場所に困った場合は、カモフラージュグッズを利用してインテリアに溶け込ませる形で貴重品の保管場所を作るということも重要です。