防犯対策ガイド

空き巣は同じ家を狙う?その驚きの理由とは?

空き巣被害に遭ったという方は、私たちの身近に意外にもたくさんいるものです。

中には、家にいた時に侵入されてしまった方や、何度も空き巣被害に遭っている方もいます。

被害に遭った経験をすると、盗まれてしまった物への喪失感と自分の知らない間に狙われていたことへのショックでしばらくは精神的に参ってしまうものです。

また、少しの物音にも敏感になり、夜も怖くて眠れなくなる人もいます。

自分の防犯意識の甘さを痛感し、防犯対策を始めようとした矢先に、もし2度目の空き巣被害に遭ったらどうしますか?

空き巣被害では、同じ家が何度も狙われることが多々あります。

それはいったいどうしてなのか、そして空き巣に二度と狙われないようにするための防犯対策についてご紹介します。

 

空き巣が同じ家にまた侵入しようとする理由

 

空き巣には、留守を狙って侵入するタイプと、住人の生活パターンを調べ把握した上で

在宅中に堂々と侵入を企てるタイプなどがあります。

どちらも、自分たちも知らない間にじっとこちらを観察し下見をされているので、考えると気味が悪いですよね。

在宅中に侵入される場合は、お風呂の時間を狙ってくることや2階で就寝している時に1階を物色するなど生活パターンを外部から読まれてしまっています。

そして空き巣は、1度侵入に成功すると何日も日を空けずにまた同じ家を狙って侵入すると言われています。

一度は侵入し金品を盗めば、もう盗むものはなく違う家を狙うと思いがちですが、そこには空き巣ならではの考え方もあるようです。

では、空き巣が同じ家にまた侵入してくる理由を見てみましょう。

 

侵入しやすい家は玄関付近にマークが付けられ一目で分かる

 

家のインターホンやポスト付近に数字やマークを書かれてしまうマーキングと呼ばれるものを知っていますか?

その家の住人の家族構成や情報などがアルファベットや数字などの暗号を使って記されています。

主に訪問販売員や新聞の勧誘などがお互いの情報を共有するために使われているという事ですが、空き巣も下見の際に付けている場合があります。

暗号の主な内容はM男性、W女性、SW20独身女性20代、1021R10時から21時まで不在など。中には、お金持ちや侵入が楽にできるなどのマークもあるとされ、マーキングする箇所もより住人に気づかれにくい玄関ドアの下の方に書かれているケースもあります。

 

侵入する前から住人の情報が分かるマーキングがあれば、空き巣にとっても好都合です。

一度空き巣が侵入に成功しマーキングされてしまうと、再度違う空き巣にも狙われる対象となってしまいます。

もし自分の家の表札やインターホン近くに小さく書かれているものを見つけたら、すぐに消すか警察に通報しておきましょう。このマーキングも立派な犯罪です。

 

侵入しやすい環境と住人の防犯意識が低いままの状態

 

空き巣が侵入しやすい環境とは、人気が少ない場所に家があったり、2階に登れるブロック塀などの足場がある家は、防犯意識を持っていても家の周囲の環境までは変えられないために、必然的に狙いやすい判断材料を与えてしまいます。また、住人が留守にする時間がとても長い家などは、侵入にゆっくり時間をかけられるという空き巣にとっての利点が発生し、侵入しやすい家となってしまうのです。

また空き巣は、侵入して金品を物色する時には、ドラマのようにすぐに泥棒が入ったと分かる散らかしはあまりしないと言われ、住人が盗まれたと気が付くまでに時間がかかるように物色します。

住人が盗まれていることに気づかず自分の記憶違いかと考え、警察への通報もしないままになっていると防犯対策も取られないままとなり、そんな様子を空き巣はじっと伺っているのかもしれません。

 

もし、立て続けに空き巣に侵入される場合には、これらの防犯対策を強化する時間を与えずに戻ってくるので注意が必要です。

侵入口や間取りを把握している空き巣にとっては、他の家に侵入するよりも容易く感じてしまうのです。

また女性の一人暮らしなどは、下着や衣類なども狙われるので1度空き巣に目を付けられると再度戻ってくる場合があり危険です。

 

もう二度と空き巣被害に遭わないためにしておきたい防犯対策

 

空き巣が同じ家に侵入する時には、その家の防犯事情や間取りなどをすでに把握しています。

間取りが分かると就寝中でも寝室を避けて侵入してくるなど、その手口も大胆になりがちになるので、住人にとってはより危険が増すと考えておいた方がいいでしょう。

また、必ず侵入しやすかった理由もあるはずなので、空き巣の目線で防犯対策を強化しておく必要があります。

まず、侵入された窓には補助鍵を複数個設置しましょう。

空き巣の侵入口になった場所は、入りやすかったという事でもあるので補助鍵に限らず、窓が開いたらブザーが鳴る窓の開閉センサーなどを組み合わせ、侵入された窓には3ロックはしておくと安心です。

また空き巣に対しても防犯対策を強化しているという意思表示にもなり、再度同じような侵入を抑制させることができます。

 

屋外には人感センサーを取り付けて、空き巣が家に近づいたら光や音で住人や周囲の人が気づくようにしておくことも防犯抑止に繋がります。

昼間に長時間留守になってしまう場合などは、異変を検知すると動作する防犯カメラや窓の開閉がスマホで確認できる窓センサーなど、便利な防犯グッズもあるので積極的に取り入れて不在時の不安を減らしておきましょう。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

一度空き巣に侵入された方の恐怖やショックは計り知れません。

また、防犯意識が低いままだと空き巣に侵入されたことにさえ気づかずに、毎日の生活を送っている可能性もあります。

空き巣はそんな様子をどこかで見ているのかもしれませんね。

同じ家に、また空き巣被害が起こるのは必ず理由があり、侵入しやすい家の作りや周りの環境、そして一番は住人の防犯意識の低さが原因です。

何が盗まれたのか分からないくらい部屋が煩雑であったり、鍵の閉め忘れなど少しの隙も空き巣に与えてはいけません。

空き巣被害に遭ったことがある方は再度、防犯対策が強化できているのかを確認しておく必要があります。

また、まだ被害に遭われていなくても一度空き巣被害に遭うと再度狙われてしまう恐ろしさを知って、しっかり防犯対策をしておきましょう。